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放課後等デイサービスの送迎とは?加算・ルール・効率化まで現場担当者向けに解説

  • 2 日前
  • 読了時間: 8分
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放課後等デイサービスの送迎とは?加算・ルール・効率化まで現場担当者向けに解説

※本記事は、アビココ株式会社が提供するサービスに関連する内容を含みますが、読者の皆さまに有益な情報をお届けすることを目的として執筆しています。


放課後等デイサービスの送迎は、複数の学校をまわりながら、子どもの特性に合わせた対応をしつつ、当日キャンセルにも即座に対応しなければならない業務です。


「そもそも送迎はどこまで対応すればいいのか」「送迎加算はどう算定するのか」「効率よく回るにはどうすればいいのか」——この記事ではそうした現場の疑問に、実務の視点からお答えします。



1. 放課後等デイサービスの送迎とは

放課後等デイサービスにおける送迎は、利用者(障害のある子ども)を学校や自宅と施設の間で送り迎えする業務です。


送迎は義務ではないが、提供している施設がほとんど

送迎の提供は法令上の義務ではありません。ただし、利用者の移動手段の確保が困難なケースが多く、実態として送迎を行っている施設がほとんどです。送迎を行うことで「送迎加算」を算定できるため、運営上のメリットにもなっています。


迎えのルートが複雑になりやすい

放課後等デイサービスの送迎が特に難しいのは、「迎え」の工程です。利用する子どもが複数の学校(普通学級・支援学級・特別支援学校など)に通っているため、それぞれの学校をまわってから施設に戻ることになります。


  • 学校ごとに下校時間が異なる

  • 曜日によっても下校時間が変わる

  • 子どもによって乗降に必要な時間が違う


こうした要素が重なるため、毎日のルートが変わることは珍しくありません。


2. 送迎加算の仕組みと算定要件

⚠️ 本記事の加算情報は2024年度(令和6年度)報酬改定後の内容を記載しています。報酬改定により単位数・要件は変更される場合があるため、必ず最新の障害福祉サービス等報酬告示および管轄自治体の指定基準をご確認ください。


送迎加算とは

放課後等デイサービスが利用者を送迎した場合に算定できる加算です。片道ごとに加算されます(往復で算定すれば、1日あたり計74単位となります)。

  • 送迎加算(Ⅰ)37単位/回(障害児の居宅または学校と事業所との間を送迎した場合)

  • 送迎加算(Ⅱ)28単位/回(同一敷地内の別事業所や隣接施設等へ送迎した場合)


通常の放課後等デイサービスでは、(Ⅰ)の37単位が主な算定対象になります。

複数人を同時に送迎する場合の注意点:同一学校・同一時間帯に複数の児童を乗せて送迎した場合でも、算定できるのは1回分(37単位)です。1人ずつ別々に算定することはできません。


算定の主な要件

  1. 個別支援計画への位置づけ:送迎が必要である旨を個別支援計画に明記する

  2. 送迎記録の保存:乗降の事実・日時・利用者名の記録を残す

  3. 送迎車両の要件:自治体によって車両基準が定められている場合がある


記録の方法(紙・デジタル)は問われませんが、監査時に提示できる状態にしておく必要があります。デジタル管理に切り替えることで、記録の漏れを防ぎやすくなります。


注意:自治体ごとに運用が異なる

送迎加算の詳細な要件は、都道府県・市区町村の指定権者によって運用が異なる場合があります。開設前や制度変更のタイミングで、管轄自治体に確認することをおすすめします。


3. 現場でよく起きる6つの課題

① 学校ごとの下校時間がバラバラで、ルートが毎日変わる

普通学級・支援学級・特別支援学校では下校時間が異なります。曜日によっても変わるため、週5日すべて同じルートで動けることはほとんどありません。


② 当日の欠席・追加連絡がギリギリに入る

出発直前に「今日は熱が出たので欠席します」という連絡が入ることはよくあります。欠席が1人出るだけでルートの組み直しが必要になり、他の保護者への連絡も発生します。


③ ドライバーへの引き継ぎが口頭・紙になりがち

「この子は車酔いしやすいから前の席に」「乗降に時間がかかるので早めに着いて」といった個別情報が、口頭や紙の申し送りに依存していると、担当者が変わったときに漏れが起きやすくなります。


④ 保護者への到着予定連絡が手間

「何時ごろ着きますか?」という問い合わせに対応しながら送迎を進めるのは、スタッフにとって大きな負担です。遅延が発生したときの連絡はさらに煩雑になります。


⑤ 送迎ルートが特定の担当者の頭の中にある

長年の経験で蓄積された知識が共有されていなければ、担当者が休んだ瞬間に業務が止まります。これが属人化の典型的なパターンです。「誰でもドライバーができる状態」を仕組みで作ることが、長期的な安定運営のカギになります。


⑥ 法令対応・コンプライアンスの負担

送迎業務には、ルート管理以外にも法令対応が求められます。


アルコールチェックの義務化:乗車定員11人以上の車両を1台以上、またはその他の車両(軽自動車・自動二輪車を含む)を5台以上使用する事業所は、安全運転管理者の選任とアルコール検知器による出退勤時の確認が義務付けられています。


置き去り防止安全装置の義務化:2023年4月より、送迎用車両への安全装置設置(または乗降確認手順の整備)が義務化されています。対応していない場合、自治体の指導対象となる可能性があります。


これらの記録・確認を手作業で管理しようとすると、漏れが起きやすくなります。


4. 送迎を効率化する3つのアプローチ

アプローチ① 情報を「見える化」する

利用者ごとの送迎場所・下校時間・介助の要否・保護者連絡先などをExcelやスプレッドシートに整理するだけでも、引き継ぎの精度は上がります。


アプローチ② ルートのパターンを固定する

「月曜はAパターン・火曜はBパターン」という形でテンプレート化できれば、毎朝ゼロから考える手間を減らせます。曜日ごとの学校下校時間の組み合わせをあらかじめ整理しておくことがポイントです。


アプローチ③ ドライバーへの情報共有をデジタル化する

紙の申し送りをやめて、スマートフォンやタブレットで確認できる形にするだけで、出発前のドライバーとのやり取りが減ります。


5. 管理システムという選択肢

施設の規模が大きくなったり、複数の車両・ドライバーを管理する必要が出てきたりすると、人の手では限界を感じることも出てきます。そうした場面で選択肢の一つになるのが、送迎管理システムの導入です。


私たちが提供しているナビれるは、放課後等デイサービスを含む福祉送迎施設向けに設計されたシステムです。利用者ごとの送迎場所・乗降の注意事項・介助の要否を登録しておけば、AIが車両台数・乗車人数・時間制約をもとにルートを自動で提案します。


特に⑤の属人化解消に直結します。ドライバーはスマートフォンアプリで当日のルートと利用者情報(「車椅子対応」「乗降に時間がかかる」等)をその場で確認できるため、ベテランでなくても安心して運転できる状態を作ることができます。


急な欠席が入った場合も、ボタン一つでルートを再計算できます。GPSで現在地が施設側にリアルタイム共有されるため、保護者への到着予測も出しやすくなります。


初期費用0円・月額2,500円/台で、現在1年間の無料モニターを受け付けています(残り枠あり)。導入時のデータ登録代行も無料で対応しています。


6. よくある質問

Q. 放課後等デイサービスの送迎は義務ですか?

A. 法令上、送迎の提供は義務ではありません。ただし送迎を行うことで送迎加算を算定でき、利用者の通所継続にもつながるため、多くの施設が送迎を実施しています。


Q. 送迎加算を算定するために必要な記録は何ですか?

A. 乗降の日時・利用者名などの記録と、個別支援計画への位置づけが必要です。2024年度改定後の単位数は送迎加算(Ⅰ)が37単位/回、(Ⅱ)が28単位/回です。同一学校・同一時間帯に複数の児童を一度に送迎した場合でも、算定は1回分のみとなります。監査時に提示できる状態を保つことが重要です。


Q. 複数の学校をまわる場合、ルートはどう組めばいいですか?

A. 「下校時間の早い学校から順に迎える」か「最も遠い学校から先に迎える」の2パターンが多いです。曜日ごとにパターンをあらかじめ作っておくと安定します。


Q. 送迎中に急なキャンセルが入ったとき、どう対応すればいいですか?

A. 次の乗降場所の保護者・学校への連絡を最優先にしつつ、残りのルートを再調整します。管理システムを使っている場合は、欠席者を除いてルートを再計算できます。


Q. 送迎専用のドライバーがいない場合でも対応できますか?

A. 支援員が兼務で送迎を担当するケースも多くあります。スマートフォンで確認できる送迎情報があると、兼務ドライバーの負担軽減につながります。


7. まとめ

放課後等デイサービスの送迎を整理すると、以下のポイントが重要です。


  • 送迎加算(Ⅰ:37単位/回)の算定には個別支援計画への位置づけと乗降記録の保存が必要

  • 迎えのルート管理が最も手間がかかる工程。曜日ごとのパターン化と情報の見える化が効果的

  • 属人化の解消が長期的な安定運営のカギ。「誰でもドライバーができる」仕組みを作る

  • 法令対応(アルコールチェック・置き去り防止)にも対応する

  • 規模が大きくなったら管理システムの活用も選択肢の一つ


1年間無料でご利用いただけます。初期データ登録も無料で代行します。まずはお気軽にご相談ください。


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