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デイサービス送迎マニュアル完全版|初めてでも失敗しない業務の流れと注意点

  • 執筆者の写真: Yukaringo
    Yukaringo
  • 8月7日
  • 読了時間: 7分

更新日:9月8日

※本記事は、アビココが提供するサービスに関する広告・PRを含みます。

送迎マニュアル完全版|初めてでも失敗しない業務の流れと注意点

デイサービス送迎マニュアル完全版|初めてでも失敗しない業務の流れと注意点


デイサービスの送迎って、一見「運転して利用者さんを乗せるだけでしょ?」なんて思われがちですが、実際はもっと奥が深いんです。安全運転はもちろん、利用者さんやご家族との関係づくり、緊急時の対応まで、まさに介護の最前線。


初めての方も、ベテランの方も、「あれ、こんな時どうするんだっけ?」って迷うこと、ありませんか?そんな不安を解消するために、今回はデイサービスの送迎業務について、基本の「き」から応用テクニックまでまとめてご紹介します。


なぜ送迎マニュアルが必要なのか

介護業界には業務のマニュアル化に否定的な意見がある一方で、責務として知っておくべきことはみんなが共通でわかるよにしておくことは必要です。特に送迎業務は、施設の外という「アウェイ」な環境で行う仕事。スタッフによって対応がバラバラだと、利用者さんやご家族も混乱してしまいます。


マニュアルがあることで、新人さんも安心して業務に取り組めるし、ベテランスタッフも「あ、そうそう、これ忘れてた」なんて気づきがあったりするものです。


送迎業務の基本的な流れ

1. 出発前の準備

まずは車両点検から。「面倒くさい」なんて思わず、利用者さんの命を預かる責任を考えれば、当然の作業です。


車両点検のチェックポイント

  • タイヤの空気圧と摩耗状況

  • ブレーキの効き具合

  • ライト類の点灯確認

  • 燃料の残量

  • 車内の清掃状況

  • 車椅子固定装置の動作確認


利用者情報の確認 その日の利用者リストをチェックして、特記事項があれば必ず目を通しておきましょう。「あの方は歩行が不安定だから特に注意が必要」「この方は車酔いしやすいから窓際の席に」など、一人ひとりに合わせた配慮が大切です。


2. お迎え時の対応

到着時のマナー 利用者さんのお宅に着いたら、まずはインターホンでご挨拶。「おはようございます。○○デイサービスです」と名乗り、迎えに来たことを伝えます。車のエンジンをかけっぱなしで待つのはNG。近所迷惑にもなりますし、環境にも良くありませんからね。


玄関での対応 玄関先では、利用者さんの体調や様子をしっかり観察。「今日はいつもより顔色が悪いな」「歩き方がいつもと違う」など、小さな変化も見逃さないのがプロの目です。


3. 車内での配慮

座席の配置 車酔いしやすい方は前方に、車椅子の方は専用スペースに。利用者さん同士の相性も考慮して座席を決めると、車内の雰囲気も良くなります。


安全確保 シートベルトの装着は必須。車椅子の方は固定ベルトでしっかりと固定します。「面倒だから」と手を抜くのは絶対ダメ。利用者さんの安全が最優先です。


コミュニケーション 適度な会話で車内を和やかに保ちつつ、運転に集中することが大切。話しすぎて運転が疎かになっては本末転倒ですからね。


4. 施設到着時の対応

施設に着いたら、利用者さんを安全に降車させます。慌てずに、一人ひとり丁寧に対応。「お疲れ様でした」の一言で、利用者さんも気持ちよく一日をスタートできます。


お送り時の注意点

お迎えと基本は同じですが、一日過ごした後の利用者さんの体調変化に注意が必要。疲労で歩行が不安定になっていたり、体調を崩していることもあります。


ご家族への報告 その日の様子をご家族にお伝えするのも送迎スタッフの重要な役割。「今日は○○を頑張られていました」「食事も完食されました」など、ポジティブな情報を中心に報告すると、ご家族も安心されます。


緊急時の対応

車内での体調急変

利用者さんが車内で体調を崩された場合は、まず安全な場所に停車。意識があるかどうかを確認し、必要に応じて救急車を呼びます。この辺りは、事前の研修でしっかりとシミュレーションしておくことが大切です。


交通事故への対応

万が一の事故の際は、まず利用者さんの安全確認。軽微な事故でも必ず警察に連絡し、施設にも報告します。「大したことないから」と報告を怠るのは後々問題になる可能性があります。


運転技術のポイント

安全運転の基本

交通ルール遵守が最優先であることをきちんと共有しておくのがおすすめです。時間に追われていても、一時停止や制限速度は必ず守る。利用者さんの命を預かっているという責任を常に意識しましょう。


急発進・急ブレーキの回避 高齢の利用者さんは体のバランスを崩しやすいので、発進時はゆっくりと、ブレーキも余裕を持って踏みます。「滑らかな運転」を心がけることで、利用者さんも快適に過ごせます。


天候への対応 雨の日は視界が悪くなりますし、路面も滑りやすくなります。晴れの日以上に慎重な運転を心がけ、出発時間にも余裕を持たせましょう。


コミュニケーションのコツ

送迎は利用者さんと一対一でお話しできる貴重な時間。日常の何気ない会話から、利用者さんの体調や心境の変化に気づくことができます。


聞き上手になる 「今日は寒いですね」といった天気の話から始まって、自然と会話を広げていく。無理に話題を振る必要はなく、利用者さんのペースに合わせることが大切です。


情報の共有 送迎中に得た情報は、施設のスタッフと共有しましょう。「○○さんが膝の痛みを訴えていた」「ご家族の体調が悪いと心配されていた」など、ケアに役立つ情報がたくさんあります。


トラブル事例と対処法

よくあるトラブルと対応

利用者さんが乗車を拒否する場合 無理強いは禁物。まずは理由を聞いて、不安を取り除くように努めます。「今日は体調が悪い」という場合は、施設に連絡して判断を仰ぎましょう。


ご家族が不在の場合 事前に決めたルールに従って対応。鍵の場所を教えてもらっている場合もありますが、安全面を考慮して慎重に判断します。


道路渋滞で遅れる場合 まずは施設に連絡。他の利用者さんにも影響が出るので、代替ルートがないか検討したり、場合によっては送迎順序を変更したりします。


記録と報告の重要性

送迎業務も介護記録の一環。その日の利用者さんの様子、特記事項、トラブルがあった場合の対応など、きちんと記録に残しておきます。これが後のケアプラン見直しや、ご家族への報告にも役立ちます。


法的要件と必要な資格

デイサービスの送迎には、普通自動車運転免許に加えて、場合によっては介護の資格も必要になることがあります。また、令和3年度の介護報酬改定により、送迎時に実施する着替えやベッドへの移乗など居宅内介護にかかる時間を、デイサービスで算定できるようになりました。これにより、送迎業務の重要性がさらに高まっています。


効率的な送迎ルートの作成

限られた時間で多くの利用者さんをお迎えするには、効率的なルート作成が不可欠。地域の道路状況や時間帯による交通量の変化も考慮して、最適なルートを組み立てます。


最近は送迎専用のアプリやソフトウェアも充実しているので、活用してみるのも一つの手です。ただし、機械に頼りすぎず、現場の状況に応じて臨機応変に対応することが大切ですね。


スタッフ間の連携

送迎は一人で行うことが多いですが、施設全体のチームワークが重要。朝のミーティングで情報共有し、帰ってからは報告を欠かさない。「報告・連絡・相談」の基本を守ることで、より良いサービスが提供できます。


まとめ:送迎業務の心構え

デイサービスの送迎は、単なる「移動手段」ではありません。利用者さんにとっては一日の始まりと終わりを彩る大切な時間。私たちスタッフの対応一つで、利用者さんの一日が輝いたものになるかどうかが決まると言っても過言ではありません。


安全運転は当然として、心のこもった対応で利用者さんに寄り添う。それが送迎業務の真髄だと思います。最初は戸惑うことも多いでしょうが、慣れてくると利用者さんとの会話が楽しみになってくるはず。


マニュアルは基本ですが、最終的には人と人との関係性。温かい心を持って、一人ひとりの利用者さんに向き合っていけば、きっと素晴らしい送迎スタッフになれるはずです。


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デイサービス送迎完全ガイド:業界の現実と効率化への道筋
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※本記事は、アビココが提供するサービスに関する広告・PRを含みます。デイサービス送迎完全ガイド:業界の現実と効率化への道筋はじめに「デイサービス送迎、やっぱり大変だよな…」多くの介護事業者の方がそう感じているのではないでしょうか。送迎業務は、デイサービス運営の生命線でありながら、実は最も頭を悩ませる業務の一つですよね。実際のところ、全国のデイサービス事業所は4万3018事業所(2024年4月時点)と前年同月から361事業所減り、2年連続で減少しているという厳しい現実があります。競争が激化する中で、送迎業務の効率化は事業継続の鍵を握っているのです。本記事では、システム開発を通じて介護業界を支援してきた立場から、デイサービス送迎業務の現状と課題、そして効果的な解決策について詳しく解説していきます。デイサービス送迎業務の全体像送迎業務の基本的な流れデイサービスの送迎業務は、一見シンプルに見えて実は非常に複雑な作業の連続です。朝の迎えから夕方の送りまで、以下のような流れになっています:朝の迎え(7:00-10:00頃)1. 前日の送迎表確認とルート最終調整2. 車両点検とアルコールチェック3.





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